テスト撮影 (1) --- 画像のサイズと回転 ---  

カメラモジュールを接続し raspi-config でカメラを有効にすると、Terminal (LXTerminal) から raspistill コマンドを使って撮影できるようになります。画像サイズを800×600ピクセルとして撮影してみました。

$ raspistill -w 800 -h 600 -o test.jpg

test3.jpg

-w <...> , -h <...> : 画像のサイズ [サイズを指定しない場合、2592×1944ピクセル]
-o <ファイル名> : ファイルに保存 [/media/.../test.jpg などとするとUSBメモリに保存可能]

ホルダーにモジュールを横に向けて取り付けたので画像も横向きになりました。これを -rot オプションで回転させます。

-rot <...> : 画像の回転(rotation) [数値は 0/90/180/270]

$ raspistill -w 800 -h 600 -o test.jpg -rot 270

test4.jpg

横長のランドスケープ画面は変わらず、被写体だけが回転して正立しました。縦長のポートレート画面にするには -w と -h の値を入れ替える必要があります。

$ raspistill -w 600 -h 800 -o test.jpg -rot 270

test5.jpg

2枚目と3枚目を見比べると、横長の写真(2枚目)は縦長の写真(3枚目)の上下をカットした範囲が写っています。カメラを動かさずに回転しただけですが、被写体が大きく写り、ズームインしたように見えます(ブログ画面ではサイズが調整されてわからない場合があるかも)。普通のカメラで立ち位置も焦点距離も変えずにカメラを横に倒すと、被写体の大きさは変わらずに左右の写る範囲が広くなるので、-rot オプションでの回転は直感と少しずれます。

カメラを横向きに固定してもオプションで回転させればいいやと思っていたのですが、横長の画面を基本にするのなら素直にケーブルを下(または上)に出す方向で固定した方がいいのかもしれません。






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